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ミイラをとりに出かけたら

自担がデビューしたから、私も何かデビューしたかった

職が変わったわけでもなく、勤務地が変わったわけでもなく。通勤乗り換えなし、帝劇もクリエも日生も演舞場も(そりゃそうだ)定期券内の実家を出て、通勤の乗り換えは増え時間は変わらず、定期券内に目ぼしい劇場はひとつもない、憧れの地に引っ越した。

 

自担がデビューしたから、私も一人暮らしデビューした。

 

大学を卒業し、なんやかんやあって転職をしたころから「ひとり暮らしするする詐欺」を続けてきた。したいしたいと言いながら、実家を出るメリットはそれほどなく、テンプレ通りだけれど帰ったら料理は出てくるし、掃除洗濯もされているし、かわいい犬はいるけれど毎日散歩しなくてもいいし、毎日リビングでライブ映像を流し続けていてもそんなに(そんなに)文句は言われなかったし、今日のかわいい岩橋くんのことは勝手に家族に即日共有できたし、お金は貯まらなかったけれど困ることはそんなになかったし、いざとなれば泣きつくダメ娘。

 

2018年1月17日、自担のデビューが決まった。

ひとつの現場が終わるころには次の現場が決まっている、次の現場のチケットももう手元にある。そんなジュニア時代が終わり、デビューすれば現場の数が激減することは分かっていた。現場が何よりも好きだから、きっと体はもちろん心が暇になってしまうし、出費もちょっとは減るし、私の人生の伴侶・おにゅくんも兵役に行ってしまわれるし、最高の娯楽であるBIGBANGライブも2年は行われないし。だからデビュー発表を受けて、「今年、私はきっと一人暮らしを始められるな」って思っていた。

(このツイート、ブログ書こうとして思い出し探したけど、時期ぴったりすぎて笑った)

 

2018年になり、社会人になっても毎週のように会い、くだらないことで一生笑えた、笑えると思っていた友人が結婚した。結婚して、地方に行った。めちゃくちゃ寂しくて、何度もカナのディアブライドを歌って聞かせた(激重)。『変わっていく毎日と時の中で ずっと変わらない君でいて』なんて目の前で歌われるの、超迷惑だ。そんなことを友人に願いながら、自分は何かを変えないと耐えられない。そう思った。

 

大学時代の一番の思い出も結婚した。出会ってからずっと好きで相手にも周りにもバレるくらい好きで、だから一番仲良くて一生親友みたいなポジションにおさまった人。大学卒業と同時にその恋からも卒業したけれど、たぶん人生で一番好きだ。毎週のように電話していたけれど、結局自分からかけることは一度もできなかった。笑って結婚式を祝って、私も何か変えなきゃなって思った。

 

新しい上司が来た。優しくて穏やかで、プライベートの話も楽しそうに話をしてくれるし、私のくだらない話もおもしろそうに聞いてくれる。それでいて「仕事ができる」を体現したような、尊敬できる女性に出会った。そうなりたいと思った。何かを変えてみたいと思った。

 

案の定ハピアイが終わってから現場はなく、反して増えていく一般露出、過ぎていくJr.からデビュー組への移行期間、変わっていく自担や自ユニの環境に、アイドルに不変を夢見がちな私は、自分も何かを変えないと無理だと思った。現場に追いに追われていた昨年までを懐かしく思ったり、恋しくなることもあって。望んでいた願っていたデビューは喜ばしいことばかりで、本当に嬉しくて幸せでいっぱいなのに。なにか、なにかが耐えられない。そう思った。

 

 4月22日、岸くんがひとり暮らしを公言した。今までも「そうなのかな」と思われる発言はあったけれど、宣言したのはこの日に出たインタビューが初めてだった。正直ショックだった。していてもなんらおかしくないし、実家だからとか一人暮らしとかは人前に立つ彼らには関係ないから良いのだけれど、明言しないでいてほしかった。完全に私の趣向であり岸くんに罪はないけれど。昔からKドルの宿舎出た話もなぜか勝手にショックを受け、聞かなかったことにするタイプ。私にとってはちょっとショックなニュースだったけれど、こんなタイミングだからハッピーなことに変えたいと思った。

 

だから岸くんのひとり暮らし宣言を受けて、その日に内見の予約をして、内見してすぐに部屋を決めて、キンプリデビュー日直前の週末に引っ越した。今年に入っても結局グダグダしていた私の尻を叩いて、実際に家を出るキッカケをくれた岸くん、ありがとう。

 

そんなことで生活を変えるなんて、どれだけアイドルに依存してんだって話だけれど、良くも悪くも一番の原動力であり、岩橋くんの環境が変わっていくことに、自分の生活を変えなくては何かが耐えられないくらい依存していたのは確かだ。大人のくせに。社会的に大人、だから余計に。もう自分で変えなきゃ、変わらない時間の方が多くなってしまった。

 

どうせ通勤が実家以上に楽になることはそうないから、職場の場所とか通勤のしやすさとか全部無視して、昔から住みたいと思っていた場所に引っ越した。一人暮らしを始めたところでそれ以外の生活を変えたわけではないし、何かが変わった実感があるわけではないけれど、今日は洗濯したし、時間までにゴミを出せたし、インターネットも自分で繋げられたし、一人で起きて遅刻せず会社に通ってるし、小さいことだけれどそんなことを自分でほめながら毎日過ごすのは今のところ割と楽しい。

 

今も依存しているのは変わらない。岩橋くんが人生の希望だし、岩橋くんの幸せが私の幸せだって、恥ずかしいけれど恥ずかしげもなく本気で言える。岩橋くんがいるから私は私の人生をがんばれる。そのなかで、自分の人生でがんばらなければいけないことや考えなければいけないことが、物理的にちょっとだけ変わって、ちょっとだけ増えた。

 

案の定現場が激減して岩橋くんに会えないけれど、自分で自分を生かさなきゃいけない状況によって、なんだかんだ現場がない今に耐えられている気がする。だから、作戦大成功だ。

 

p.s. 早くデビューコン情報ください